【 福 鬼 】
解説
つづいて親鬼が天地人を表す「三段の舞」を舞います。
天、地、人、それぞれが平和であるように舞い納めます。
そして聟鬼が酌に立ち、毎年豊作である事を喜ぶ「三人夫(さんにんぷ)」
という舞を舞います。
最後に八坂の神が遠方からの客に舞を舞って返礼します。
八坂の神は芸能の神なのですばらしい舞を鬼たちに
披露します。しかし我々にはその姿は見えないようです。
信心深い人だけがその姿を目にする事ができるのです。
福鬼も舞踊奉納も京都ならではの節分行事です。
皆様のお越しをお待ちしています。
福鬼行事は毎年二月二日・三日の十三時・十五時からの計4回あります。
一行は親鬼を先頭にして娘鬼、聟鬼、眷族、召し使い鬼の計8人(?)で
やってきます。舞殿を一周してから舞殿へ上がり座ります。そして
三宝に載せた餅、酒、活きの良い鯛が八坂の神に献上されます。
まず姫鬼が酌に立ち、「雪山(ゆきやま)」という舞を舞います。
雪の多い年は豊作であるという事から、雪の山がずっとつづく
ようにとの願いなのです。
酒宴が終わると、地霊を封じ込める「片閇(へんばい)」を行い、
我々庶民に対し餅を撒いてくれます。餅がもらえれば、もちろん幸せですが、
もらえなくても一緒に福も撒いてくれるのでご安心を。
餅の中には番号札が入っているものもあります。これは
景品交換所で現世のささやかな福と取り替える事ができます。
これで福鬼行事は終わりですが、福鬼が帰っていく時に
頭をなでてもらい、直接福を貰う事ができます。
福鬼行事の前には先斗町や宮川町などの花街の舞子さんによる
踊りの奉納と豆まきがあります。