KGKK紹介


同志社BOXでの稽古風景。

 KGKKとは、京都学生狂言研究会【Kyoto Gakusei Kyogen Kenkyukai】の頭文字をとって、その略称として用いています。一説に「京都祇園株式会社」という説もありますが、関西風駄洒落です。

 KGKKは、京都大能楽部狂言会会員と、 同志社大学能楽部狂言会会員、プラスその他の学校からの参加学生より成り立っています。
 京大・同大能楽部として、それぞれ「観世会」・「宝生会」・ 「金剛会」 ・「狂言会」の四会がありますが、常日頃より活動を共にしているのは、「狂言会」のみ。 秋のそれぞれの大学の能楽部合同での能会以外は、京大・同大の区別なく、 KGKKという単位で活動しているというわけです。
 各大学の他の能楽部は、「○○会」と、能シテ方の名称を会名にしていますが、 それをKGKKにあてはめたら、さしずめ「大蔵会」でしょう。狂言には三つの流派があって、それぞれ大蔵流・和泉流・鷺流(敢えて数えましょう)とあって、それぞれの流派には、以下の如き家々が存在します。狂言における“家”は、芸能プロダクションと思ってください。

 

        大蔵流:大蔵弥右衛門家(宗家)、善竹十郎家、山本東次郎家・・・東京

            茂山千五郎家、 茂山忠三郎家・・・京都

            善竹忠一郎家・・・阪神   

        和泉流:和泉元彌(?)家、野村萬一門、野村万作家、三宅右近家・・・東京

            野村又三郎家、狂言共同社・・・名古屋                        

        鷺 流:通常、明治期に滅亡とある。 現在、山口、 佐渡に残存。

 

 KGKKの習っている狂言は、大蔵流茂山千五郎家の狂言です。そして、師匠は、大蔵流狂言方、木村正雄師と、網谷正美師のお二方です。お二人とも京大の卒業生であり、木村師は、KGKK設立者、網谷師は、純粋な意味でKGKK出身者プロ第一号であり、茂山千之丞さんの本「狂言役者−ひねくれ半代記」の中で、“クルイケン”出身と紹介されてます。ちなみに、第二号は柳本勝海師です。

 

 

 KGKKは、これらの先生に、木(同大BOX:網谷師)・日(京大BOX:木村師)と稽古をつけてもらっています。概して、木曜日の方が若手中心の稽古(初舞台の人より二回生位までは、こちらでの稽古)、日曜日の方が三回生以上の中級者向け稽古といった所でしょうか。また、日曜稽古では、伊呂波会という、KGKK・OBの方々とも一緒に稽古し、同じ狂言で組んだりもします。
 次に、一年間のKGKK・伊呂波会の活動を見てみましょう。

KGKK年間行事予定

1月中旬
「新春伊呂波会狂言会」(伊呂波会)
2月2,3日
八坂神社節分福鬼神事「八坂さんの福鬼」(八坂神社舞殿)
5月上旬
「三大学狂言会」(八坂神社能舞台。KGKK・伊呂波会合同)
7月16,17日
祇園祭「鷺舞」(八坂神社境内、三条河原)
7月下旬
「祇園祭協賛狂言会」(八坂神社能舞台。KGKK・伊呂波会合同)
7月24日
祇園祭花笠巡行「鷺舞」(八坂神社境内)
10月上旬 「井草八幡宮奉納狂言会」(東京・井草八幡宮。伊呂波会)
11月上旬
同志社大学 紅葉会 (京都・河村能舞台。同大狂言会) 
11月中旬
京都大学 「能と狂言の会」 (京都観世会館。京大狂言会)
11月下旬
同志社大学 EVE能 (京都観世会館。同大狂言会)
12月上旬
「秋の狂言会」 (八坂神社能舞台。KGKK・伊呂波会合同)

  

 

・・・というふうに、KGKKは大体年三回の狂言の舞台(春・夏・秋)に向けて、日々稽古に励むと同時に、時には「鷺舞保存会」として「鷺舞」、「福鬼保存会」として「八坂さんの福鬼」といった京の伝統行事にも精を出している団体であると、お分かりいただけましたでしょうか?特に「鷺舞保存会」としては、京都に限らず全国各地で鷺舞を披露しており、これまでにも、日立・高知・伊豆や、万博の催し物等の場所で舞っています。

 


「八坂さんの福鬼」

 

 また、KGKKに特有な活動として、全国の学生狂言研究会との交流が挙げられます。特に、五大学狂言協議会(略して“五狂連”)参加の各大学の狂言研(東京大学・早稲田大学・お茶の水大学・共立女子大学・東京女子大学)プラス成城大学狂言研究会との東西交流は活発であり、各大学の狂言研の発表会への応援は勿論、“全狂連”合宿なるものを行ったりして、お互いの狂言(五狂連の人達は、和泉流の狂言を習ってます)の芸の向上、理解に勤めています。


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