
分 類:聟女狂言 申し妻物
登場人物:男(シテ)、何某、女
あらすじ
男が清水の観世音に妻乞いの祈願をしたところ、月夜の晩に五条の橋で笛を吹き、その音につれて出てきた女を妻とせよとのお告げをこうむる。笛の吹けない男は、笛の上手なある先輩(何某)に頼んで吹いてもらうと、お告げのとおり被衣(かずき)をかぶった女が現れたまではよかったが、それはとんでもない醜女(しこめ)であった。

みどころ
他の申し妻物と違うというと、笛を吹いたら妻がでてくるというところでしょう。
能「清経」の恋之音取と同じような趣向ですが、あいにくと出てくるのは
おっかないお妻様です。可愛らしいといえばそうなのですが、
見てられないといわれると、うなずくしかありません。
ちなみに、演者が笛を吹けないときは写真のように後見が吹いてくれます。
そういえば、五条大橋で笛を吹くというと、牛若丸を思い出しますね。
文:佐渡のきつね
公演情報