柿山伏(かきやまぶし)


「ハハーッ、あれをようよう見れば・・カラスじゃ」
「ヨーッ、身共がカラスに見ゆるか知らん」

 

分  類:鬼山伏狂言 山伏物

登場人物:山伏(シテ)、畑主


 あらすじ

 羽黒山の山伏が、大峰・葛城での修行を終え帰国の途中、空腹になり、柿の木に上って柿を食う。
 畑主が木の上の山伏を見つけ、人ではないようだと言って様々な動物(カラス、猿。犬もあり得る)の真似をさせて、なぶった末にトビだと言う。山伏はトビの格好をして鳴き、木から飛び降りて腰を打つ。
 見捨てて立ち去る畑主を山伏は祈り戻すが、負われた畑主の背中から振り落とされてしまう。


「あいた!」
山伏の捨てた柿がみごと命中

 みどころ

学校狂言の定番曲。見るのも楽しい、演るのも楽しい。 でも見えない柿を一生懸命落とそうと努力したり、見えない柿をおいしそうに食べたりと、 表現力の必要な曲です。見所というとあとは動物の物真似ですかね。 簡素でありながら、山伏という権威をコテンパーにしているあたりが 名作といわれる所以です。 短いですので全編みどころ満載というところでしょうか。


 ♪「飛びそうな、飛びそうな・・」
「ピピピピピー!ヨロヨロ・・」
なんと山伏、トンボを切って(宙返り)、
柿の木(葛桶)から落下!(若いなあ・・・)
 


「やるまいぞ、やるまいぞ」と山伏退場
鏡の間(幕の中)で「まだ痛ーっ」
(ほんまによう飛んだなあ。お疲れさん。)

文:佐渡のきつね

 

 公演情報


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