業平餅(なりひらもち)

 

分  類:聟女狂言 その他

登場人物:在原業平(シテ)、女童、侍、白丁、傘持、茶屋、娘


 あらすじ

 在原業平が玉津島明神への参詣途中で空腹に襲われます。見れば茶屋があり、 餅をもらいます。しかしお金を持っていない。そこで餅代の代わりに、 茶屋の娘のしつけを依頼されます。業平は喜んで娘を預かりますが、 これが醜女であったので、傘持に預け逃げ出します。 そうとは知らない傘持は業平から妻を頂いたとあってよろこびますが、 これまた娘の顔に驚いて逃げ出します。

 みどころ

 在原業平といえば、歌詠みであたり、プレーボーイとして名が知られています。 有名人の一人ですが、狂言にかかればその権威もたちまちなくなります。 金も持たずに茶屋に入ったり、娘を預かれると聞いて喜んだり。 ただのおっさんですね。
 業平の人となりを知っていると楽しいのでしょうけれど、 知らなくても十分楽しめる作品になっています。また、 女童や白丁がでて、絵巻物の世界に入ったような気分になれるのも、 この狂言の楽しみの一つです。

 さて、この狂言には餅がでてきます。白い餅です。 餅ですので食べればなくなります。でも3つも食べたら おなかいっぱいになりますよね。
 業平の目の前には餅が山のように積み上げられて出されます。 さあ、どうやってこれを全部食べるんでしょう。答えは見てのお楽しみ。

文:佐渡のきつね

 

 公演情報

 


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