禰宜山伏(ねぎやまぶし)


茶屋にて、神道と仏教、宗教の違う者同士が遭遇。
しかも方や、何かと厄介な山伏君です。

 

分  類:鬼山伏狂言 山伏物

登場人物:山伏(シテ)、禰宜、茶屋、大黒


 あらすじ

 伊勢の禰宜と羽黒山の山伏が茶屋で出会う。山伏が威張り散らし、禰宜に肩箱を担がせようとするので、茶屋が仲裁に入り、茶屋の持つ大黒を祈って、その大黒が向いた方を勝ちにしようと提案する。
 大黒は禰宜の祝詞(のりと)には快く応じ、山伏の祈りに対しては槌を振り上げる。二人の祈り比べは禰宜の勝ちとなり、山伏は大黒に追われて逃げる。


「ボーロン、ボロン」
祈れば祈るほど、山伏にとって状況は悪い方へ。
最後は、大黒に小槌で追い回される始末。

 

 みどころ

 聖職者はこき下ろされるのが狂言の常ですが、この禰宜はいい人のようです。 その分、山伏の横暴さが目立ちます。最後には大黒に追いかけられて 笑いを誘いますが、この大黒が曲者。
 大きいです。こんなのでいいんでしょうか。 可愛らしいようでかわいくありません。特に、千五郎家には ダンマツマ作の大黒の面があるのですが、大きく垂れ下がった目尻、 半開きの口、なぜか出ている舌など、どうみても尋常とは思えない顔です。 ただでさえかわいくないのに、この面で出てこられると不気味です。

文:佐渡のきつね

 

 公演情報

 


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