竹生嶋詣(ちくぶしままいり)

 

別表記:ぬらぬら(ぬらぬら 大蔵流古名)

分  類:小名狂言 明治以後廃止狂言

登場人物:太郎冠者(シテ)、主人


 あらすじ

 無断でどこかへ行っていた太郎冠者が戻ってきたと言うので、 主人は太郎冠者の家に様子を見に行きます。案の定、戻っていたので しかりますが、竹生島へ参詣していたというので許します。 竹生島の様子を聞くと、色々な動物が秀句を言ったというではありませんか。 太郎冠者は、「猿が去る」「犬が居ぬる」などと言いますが、 蛇の秀句で詰まってしまい、叱られてしまいます。

 みどころ

 秀句とは、早い話が洒落です。当時は面白かったのでしょうけれど、 今では古典を通り越し、オヤジギャグと言われています。 そうなると、この狂言が笑えないという事に納得していただけるでしょう。
 この狂言の唯一の救いは、蛇の秀句に困っての「蔵の中へぬらぬら」でしょう。 この一言に全身全霊を掛ける事で、反省会で気持ちよく、というか自棄酒が 飲めるというものです。

 猿が去る 犬がいぬる 蛙が帰る

 これが受けた時代は遠い昔なのです。。

文:佐渡のきつね

 公演情報

 


「狂言演目紹介」冒頭ページに戻る

トップページに戻る