右近左近(おこさこ)

 

別表記:内沙汰(うちさた 和泉流)

分  類:聟女狂言 夫婦物

登場人物:右近(シテ)、妻


 あらすじ

 右近(おこ)という百姓の田が、隣の左近(さこ)という百姓の牛に食い荒らされてしまう。 右近は左近が取り合わないので地頭に訴えようと思い妻に相談する。 妻は思いとどめようとするが右近は言う事を聞かず、口下手の右近のために訴えの練習を することになる。気の小さい右近は何時の間にか本当に訴えに来ているような気になってしまい、 地頭に扮した妻の声に驚いて気を失ってしまう。
 気がついた右近は妻に左近のひいきばかりすると言って打ち掛かるが、逆に妻に打ちのめされてしまう。

 みどころ

 訴えに行く稽古が、いつのまにか本物に思えてしまう所がみどころではあります。役者にとっても 難しいところです。
 ですが、やはりこの曲は強烈なエンディングにすべてが集約されています。
 訴えようと思った左近と妻が不倫関係にあった。右近は左近に口でも負け妻まで取られ、 悔しさやる方なしですが、それが自嘲を通り越した笑いへと昇華されるのです。
 オバチャンたちにはすこぶる好評で、「ガハハハ」という笑いが客席に絶えません。

 単語帳

【地頭殿】(じとうどの)  領主
【公事に上げる】(くじにあげる)  訴える
【地下】(じげ)  村の人達

文:佐渡のきつね

 公演情報

      


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