
分 類:鬼山伏狂言 鬼物 ※実質小名狂言太郎冠者物
登場人物:太郎冠者(シテ)、主
あらすじ
主に野中の清水へ水を汲みに行くよう命じられた太郎冠者は、清水に行かずに、鬼が出たと偽って逃げ帰ったように見せかける。主は秘蔵(ひそう)の桶が気になり、太郎冠者の制止を聞かずに清水へ向かう。
太郎冠者は先回りして清水へ行き、鬼に扮して主をおどす。恐ろしい目に会ったなどと言って主人が帰るのを、太郎冠者は先回りして出迎える。
主は、太郎冠者の言う鬼の言葉を聞き、鬼の声が太郎冠者の声と同じであったことに気づき、再び清水に出かけ、鬼の正体を見破る。

みどころ
いつの世も、お使いは嫌なものです。そこで太郎冠者は「鬼が出た」と嘘をついてさぼろうとしますが、そんなことは主人には通じません。 でもやっぱりばれてしまいます。そりゃやっぱり「給料が未払いだ」とか「蚊帳をつってやれ」とか、日ごろ心に積もったことをここぞとばかり言うからです。 身から出た錆ですね。でもそんな太郎冠者の気持ちを、みなさん分かってあげられますよね。
単語帳

文:佐渡のきつね
公演情報