空腕(そらうで)

 

分  類:小名狂言 太郎冠者物

登場人物:太郎冠者(シテ)、主人


 あらすじ

 いつも腕自慢をしている(けど、実はと〜っても臆病)な太郎冠者が夕方だというのに淀までお使いを言いつけられます。
淀への道は最近「待ち伏せ」が出るとのもっぱらの評判。
行きたきゃないけど、日頃腕自慢をしている手前行かない訳にはいきません。主人から大切な太刀を借りて淀に向かいます。
「待ち伏せだ!」と思ったら杭だったり、「くちなわ(蛇)だ!」と思ったら馬の轡だったり・・・おっかなびっくりの道中です。
心配になった主人が後から追いかけてみると、誰もいないのに大切な太刀を差し出して命乞いをしている太郎冠者が!
大切な太刀を誰かにとられては大変!
主人は、太郎冠者から太刀を奪い、扇で打って家に戻ります。
さて、斬られて死んでしまったと思いこんだ太郎冠者、紆余曲折を経て自分が生きていると知り(当たり前だ・・・)喜びますが太刀がなくなっていることに気付きます。
主人が大切にしている太刀・・・なくしたとあっては大変です!
しょうがないので主人には、またまた腕自慢の話をおもしろおかしく話して切り抜けようと頑張ります。
一方、太刀を持って帰った主人、当然嘘だと知りながら黙って太郎冠者の話を聞いていますが・・・

 

 みどころ

 やっぱり、前半の臆病なサマと後半のかっちょいい仕方話の対比・・・
特に、後半事細かに語るさまは見所!・・・のはずです・・・

 

 

文:しいら

 


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