福部の神 勤入(ふくべのしん つとめいり)

 

分  類:脇狂言 福神物

登場人物:鉢叩き(シテ)、鉦打、鉢叩き(立衆)、紅梅殿


 あらすじ

 鉢叩き達が北野天満宮の末社である瓢の神(ふくべのかみ)に参詣した所、 神が出現し、祝福を与える。

 みどころ

 参詣するときに踊り念仏をします。これが楽しい。 本曲は能「輪蔵」の替間で、踊り念仏では輪蔵を ぐるぐる回るのです。輪蔵とは仏教の経典の本棚で、 回るようになっていて、一度まわすとその中の経典を 一読したのと同じ功徳があると言われています。
 鉢叩き達は瓢箪を叩き、輪蔵を回り、念仏を唱えます。 すると福部の神、通称「紅梅殿(こうばいどの)」が 現れます。紅梅殿はもとは菅原道真の家臣だったそうです。 これについては京都狂言散歩で解説します。

 鉢叩き達が瓢箪を叩くのは瓢(ふくべ)と福部(ふくべ)を 掛けているからです。

 和泉流の「鉢叩」は本曲とほぼ同じですが、 勤の歌詞が違います。 「瓢の神」は勤の歌詞は同じですが、鉢叩きの太郎が 松尾明神に暇乞いをするが、瓢の神に留められ、 迎えに来た仲間と踊り念仏をして帰るという内容です。

文:佐渡のきつね

 公演情報

 


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